有志による外部イベント『Luck Game RTA』が本日12時より2日間の日程で行われます。
— RTA in Japan (@RTAinJapan) 2022年5月21日
RTAに運が重要となるゲームを集めたイベントです。RTA in Japan主催のイベントではありませんが、良かったらご視聴ください。
配信:https://t.co/iSbmGQ22Zj
スケジュール:https://t.co/CFX55w7GvA #LuckGameRTA pic.twitter.com/Xp2IZjVlHV
『弾幕アマノジャク』の「All Scenes No Items」
— Luck Game RTA (@LuckGameRTA) 2022年5月22日
結果は1:28:32でした。
走者のJWRmisoさん(@miso_whiteR)、解説のカプリエムさん(@capriemu99)お疲れさまでした!
究極反則生命体の誕生です!
配信はこちら⇒https://t.co/d30beFMjHs#LuckGameRTA pic.twitter.com/9suVSAeeJE
(2022/5/22)
乱数要素の強いゲームのみを集めたRTAイベント・Luck Game RTAに「弾幕アマノジャク ~ Impossible Spell Card.」走者として参加してきました。カテゴリーは「All Scenes No Items」です。
運営放送のアーカイブはこちらから:https://www.twitch.tv/videos/1490553011?t=04h06m46s
走者視点のアーカイブはこちらから:https://www.twitch.tv/videos/1490969466
後日YouTubeでもアーカイブが公開されるかもしれません(多分)。参加者がRTAを走る様子を最大で4画面同時にミラー配信するイベントなので、他のゲームの様子も楽しめます。運ゲー皆で走れば怖くない!
またLuck Game RTAへの練習として、短期間で集中的にRTAに挑戦する個人配信イベント・DeepRunningにも同タイトル・同カテゴリーで参加してきましたので併せて振り返ります。記事のメインはLuck Game RTAについてですので、こちらは簡単にまとめます。
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Luck Game RTAとは
#LuckGameRTA
— Luck Game RTA (@LuckGameRTA) 2022年1月3日
皆様、本年もよろしくお願いします!
Luck Game RTAの運営理念を公開いたします。
詳細の公開までは、いましばらくお時間を頂きたく思います。 pic.twitter.com/GmUQJo6AQk
「Make Opportunities」「RTA Diversity」「Be Tolerant」を運営理念に、乱数要素の強いゲーム(いわゆる「運ゲー」)のRTAのみを集めたオンラインRTAイベントです。RTA in Japanさんのチャンネルをお借りして、最大で4画面同時にミラー配信を行います。
参加者は応募する際に「1時間以内(枠内の任意の長さ)」「2時間」「4時間」「6時間」「8時間」の中から持ち時間を選択し、当日はその時間内にゲームクリアを目指すという形式になっています。これを最大4人で並走する様子が運営放送で観られるというイベントです。いつクリアできるかわからない、だから通常のイベントには応募しにくい。そんなタイトルが集まることが想定されるからこその設計でしょう。「皆で走れば誰かは通る」そんな感じです。
実際に、当日はまさかのWR更新や完走5時間巻き、6時間かけて完走目前で持ち時間終了*1、持ち時間4時間オーバーどころか居残り配信で8時間以上かけて完走*2など波乱ありのイベントとなりました。この辺の感想はまた後ほど。
応募~当選
今年1月に初心者向けのイベントに参加して以来、RTAの自信もそれなりについてきました。そろそろ次のイベントに応募するぞと決めて情報収集を始めたところ、これだ!と思ったイベントがこちらのLuck Game RTAでした。順序こそ忘れてしまいましたが、Luck Game RTA運営のTwitterおよび告知配信を観てすぐに「これしかない」と確信。そして2月末に応募してからは、締切まで定期的に応募タイトルを覗きに行く生活でした。
前回のイベント参加感想記事(【RTAイベント参加】RTA BootCamp:究極反則生命体RTAを振り返る - ふと付け足したくなるおまけのみそしる)にもある通り、以前はそもそも完走するのが大変で、自信もなく、仮に本番中で躓いた際の「ずっと同じ画面」「それを観ている視聴者」の様子を想像すると精神的に不安定になるほど負担を感じる準備期間を前回のイベントまでは過ごしてきました。幸いにも本番直前でメンタルリセット、本番でも上振れた記録を達成し、特段同じ画面ばかり見続ける時間もなかったため(プレイ内容は)個人的に大成功の回となりました。強くなるべく応募した機会ですので、一つ壁を超えた実感が確かにありました。
その自分にとってLuck Game RTAはこれ以上ないほど条件の揃ったイベントでした。持ち時間に余裕があり、また別タイトルの並走者の様子も同時に配信されるということで、個人的な負担は少ないように見受けられました。加えてこちらは現状自己ベストと区間ベストタイム合計の差が30分近くある空中戦RTAですし、「高難度過ぎて完走が難しい」的なRTAとしても当てはまってます。これらが上記の確信に至った理由です。
とはいえ、いざ応募しようとすると客観的に見て本当に自分のRTAが運ゲーかどうかは悩んだものです。運ゲーといえば、個人的に「0か1か」のいわば「純運ゲー」の印象が強かったからですね。認めてもらえるかは少々不安でした。
運ゲーRTAとして錚々たる面子が集ってます(応募の時点でわくわくしてました)が、うちのは純運ゲーではなく、運要素を極力減らすように頑張るRTAなのでそういうのもあるんだ~程度に見てもらえたらなと思います
— 晩のだいこんみそしる🌈 (@miso_whiteR) 2022年4月10日
このような過程があったので、当選一覧に自分のタイトルを見つけたときは心臓が跳ね上がるような感覚でした。倍率もえらく高かったからね……。
応募タイトル一覧:https://v1.oengus.io/marathon/LGRTA/submissions
イベント目標
目標は大体前回のイベントと被ってしまいますが、前回と違って今回はかなり心に余裕があります。そのうえで漠然とこれらを設定しました。
1. 楽しむ
やはり自分が楽しいのが一番でしょう。楽しくなさそうなのに応募することはないです。
2. 視聴者が見ていて楽しいプレイを披露する
ここはある程度自信がありました。上手く通したときの派手さや爽快感は本RTAの売りとしているところです。
逆に躓いたときの地獄感も据え置き。しかし今回のイベントはそこも受け入れて楽しんでいただけると踏んでいました。
3. 今どこまでできるか測る
RTAを始めてから約7か月、マイペースながらも少しずつ改良を重ね、驚くほど平均タイムが引き締まってきました。以前は平均タイムも空中戦続きだったので、当然のように赤文字がタイマーに表示されるようになってきたのは却って気分がいいです。その実力をどこまで発揮できるかを測ります。
4. 解説を依頼して、やり取りを行う
前回は一人でどこまでできるか測るため、解説も自分で行いました。そこでは慣れない序盤のゲーム概要・テクニック等の解説は難しくプレイに支障がありましたが、これまでのランで身についた攻略方針の解説はすんなりとできるという発見がありました。
とはいえ一人で全てこなすのはやはり大変だと痛感したので、今回は解説の方をお呼びしてガチ走りを目指すとともに、当日までの準備を体験してみたく感じていました。今回のイベントは前例が無く、ここは少し手間取ったところでもあります。
5. 本番に強くなる
強くなるために、こういうイベントは良い機会だと思います。自分のこれまでの成果を披露する場は必要でしょう。競争嫌い(ここは今も変わらないところですが)で目立つことも避けてきた身ですが、こうして何らかの形で発信することに今後は慣れていきたいと思っています。文章が出来ないなりに何となく書いているこのブログもその一環だったりします。
本番に強くなってプレイに活かす!これ大事。
事前準備
何を準備してきたかは以下の通り。
・新パターン制作
・要所練習
・似た形式のイベントの鑑賞
・解説用各シーンパターン書き起こし
・解説依頼と本番までの調整
・同タイトルおよびカテゴリーで別のRTAイベントに参加
・(本番直前)宣伝文制作
・(準備したのに何故か使わなかったもの)蒸気アイマスク、オロナミンC ←こっちは何故買ってきた??
基本的には前回と同じ、あるいは流用ですが、それらをブラッシュアップするつもりで臨みました。
前回と違うのはやはり解説の依頼と別のイベントへの参加でしょう。今回はこれらをもう少し掘り下げます。
解説依頼と本番までの調整
前述したとおり何でも一人でこなすのは大変と痛感したので、今回は解説の方をお呼びして、できるだけランに集中することを目指しました。解説していただくならまずこの人だろうという希望は応募の段階で既にあり、それがなんと叶ってしまった形です。詳しくは省きますが、訳あって請け負っていただくのは厳しいだろうと考えていたのです。
今回はカプリエムさん(https://twitter.com/capriemu99)に解説を依頼しました。
このカプリエムさんは、以前は別名義で東方原作STGをプレイするゲーム実況者としてニコニコ動画で活動されており、なかでも強くインパクトのあった攻略がノーサブアイテムで究極反則生命体獲得(しかも初回)*3でした。さらに究極反則生命体RTAに挑戦しようとしていたことがあり*4、これ以上無い方だと思っていました。自分がRTAを始めた頃、たまたま自分の究極反則生命体RTAの呟きを捕捉してくれたことからTwitter上での繋がりを得ました。解説していただき感激です。忙しいなか、本当にありがとうございました。
前例のない新イベントでの解説ということでわからないことだらけでしたが、幸いにも本番はイベント2日目で空気感を読みやすく、さらに準備期間の運営さんの丁寧な対応もあり十分に準備をして臨めたと思います。と言ってもこちらが行ったことは進捗報告や解説メモ作成、参考資料共有、解説方針へのコメント、アクティングアウトでのランや振り返りくらいですが……。
別のイベントへの参加
Luck Game RTAでのプレイの質を高めるため、別のイベントに参加して練習を重ねました。それは短期間で集中的にRTAに挑戦する個人配信イベント・DeepRunningです。
概要:
類似のRTAイベントとしてRTAハッカソンがあります*5が、より間口を縦に広げたようなイベントです。3段階の目標を設定し、参加者が各々のチャンネルで配信または録画を投稿して参加します。参加者が目標達成を目指して邁進する様子がDiscordのサーバー経由で簡単に把握でき、またTwitchのレイドやTwitterの投稿を通じて新たな交流が生まれる素晴らしい機会でした。
本番一週間前はここで練習を重ねました。記録のためにリセットを行うのは初めての経験。でもRTAをやっているような気分に浸れて悪くない気分でしたね。本RTAがRTAっぽくないというのは以前より課題として残っており、ちょっと理想のRTA像に近付いた気がして嬉しかったです。成果も多く、目標は2つ目まで達成し、加えて元々PBから30分弱も離れていたSoBが更に遠ざかりました。待ってくれ
余談ですが、DeepRunningの運営である自己ベスト狙いのRTAイベント・Road to the RecordこそLuck Game RTAと似た形式のイベントであり、解説の方との準備を最初の頃はこのイベントを参考に進めてきました。いつかこのイベントにも参加してみたいですね!
事前準備(裏)
イベント運営さんとのやりとりも一部。
・スケジュール調整
・走者用、解説用マニュアルの確認
・配信テスト
・本番直前のマイクテスト
今回は最大4画面同時ミラー配信イベントということで、運営サイドの相当な苦労が窺えるイベントでした。できるだけお手数をお掛けしないように努めたつもりです。
今回もマニュアルのおかげで(また本番が二日目だったおかげで)前例のないイベントでも空気感を掴みやすく、安心してイベント参加できました。
配信テストも当日のための調整ですが、同時に他参加者のプレイを覗き見ることができる機会でもありました。運と実力が試されるタイトルであり、できるだけ運要素を削って戦うスタイルである自分の視点だと、ここでは「メモオフみっくす」走者・ぜらすさんのランがとても興味深く感じました(といっても、自分はポンジャンに明るくないため雰囲気で楽しんでいましたが……)。他にも当選タイトルは面白そうなものばかりで、期待は膨らむばかりでしたね。
本番
『弾幕アマノジャク』の「All Scenes No Items」
— Luck Game RTA (@LuckGameRTA) 2022年5月22日
結果は1:28:32でした。
走者のJWRmisoさん(@miso_whiteR)、解説のカプリエムさん(@capriemu99)お疲れさまでした!
究極反則生命体の誕生です!
配信はこちら⇒https://t.co/d30beFMjHs#LuckGameRTA pic.twitter.com/9suVSAeeJE
「弾幕アマノジャク」完走しました!ありがとうございました!
— 晩のだいこんみそしる🌈 (@miso_whiteR) 2022年5月22日
運と実力が試される楽死いRTAです。今後も新記録目指して頑張ります!
実はこのゲーム、手軽に遊べて初心者にもおすすめの東方STGです。今はSteamで購入できますので、ぜひ遊んでみてください!反則アイテム面白いですよ! #LuckGameRTA pic.twitter.com/gbQsuSevsJ
負担についてはほぼ感じておらず、適度な緊張感で走ることができました。個人放送の方で「本番を楽しめる人間は強い」とコメントを頂き、自信もありました。当日は個人放送でも沢山の人が集まり、和やかにプレイしていましたね。
なんと出走直前で注目作品の「流しマッチョメン」がまさかの敗走となり、敵を討つべくスタートにも気合が入りました。運営放送はコメントだけチラ見しつつ、Discordの司会進行コメントを開いたままで出走。音声が入るタイミングは確認しませんでした。にしてもスタート直後のコメント欄、いかにも最近HOTなアレ(敢えて伏せる)の話題が多くて(いったい何を解説してるんだ……??)と思ってました。ギリギリを攻めましたね~。
肝心の内容ですが、このゲームが持つ極端なバランス、その理不尽級共(5-2、10-7)にわからされました。懸念していた数多くの視聴者の前での躓きです。完走後のコメントでは「のりごと(5-2)で20~30回くらい使ってた~」みたいなことを呟いた記憶があるのですが、実際は40回で突破タイムも18分14秒と超絶深い沼でした。実力不足*6により視聴者4000人弱の前で18分間(最後の10-7は10分53秒間)同じ画面*7、苦し過ぎて記憶改竄されてら。実は5-2の途中で水分補給を挟んでいました*8。そういうゲームです。
しかしこれも良い経験だと思います。並走配信ゆえ苦しみは分割されますが、個人放送も多くの方が観にきていらっしゃいましたし、十分痛かったです。これで多少は耐性がつきました。
そしてやはり10-4「フィットフルナイトメア」は華があるみたいですね。早期撃破にいっぱい反応を頂けて嬉しい限りです。やってる側としてもアレがサクッと決まると最高に気持ちがいいですね。3回(Twitterやコメントでは2回となってますが)で突破は十分過ぎます。
本RTAでは珍しいゼロイチタイプ寄り*9の運ゲー「咀嚼玩味」でのお祈りエモートも感謝です。こういう一体感もイベントの醍醐味だと思ってます。皆で運ゲーを乗り越える感覚が楽しい。
完走後は今ちょうど行われている最高のイベントの宣伝*10を軽くさせていただきつつ、心地よい疲労感とともに自分の番を終えました。視聴者や運営の皆さん、そして解説のカプリエムさん、本当にありがとうございました。全員にGGです!
視聴者としても大変楽しめる素晴らしいイベントでした。絵面の時点で最高ですし、まさに運ゲーのお祭りといった具合です。画像の4タイトルでは、1番目の方が秒でリトライを重ね、2番目の方がダイスや入手カードに一喜一憂し、3番目の方がサブフレームリセットに挑戦し、4番目の方が宇宙を見せていました(なんかすごいことやってる!)。最高です。
自分の弾幕アマノジャクもマッチョやクロノのサブフレームリセット(超HARD)や麻雀やアソビ大全やOATMEALと一緒に映っていたわけです。じわじわ来ますね……。
深夜を含まない2日間開催、一石四鳥のイベント、強運な走者が多くバックアップタイトルも全放出と飽きがこないイベントだったと思います。
終わりに
ああまた無駄に長い文章になってしまった。今回の感想は以上です。
今後しばらくはTouhou World Cupに向けた準備を進めることになりそうですが、今後もRTAイベントに参加していくつもりなので、本RTAもちょくちょく触っていきます。あと攻略情報もまとめたいですね。
それではまた!
(当日中に追記)
最後に自分が共感した「運ゲーについて」の記事をここで紹介させていただきます。自分が楽しく運ゲーに挑戦できているのはこの記事にもある「最適化」のおかげです。ぜひ読んでみてください!運ゲーも面白いよ!
*1:その後居残り配信で完走。わずかに時間が足りなかった……。
*2:応募時点では8時間を選択してましたが、4時間枠として当選されていました。しかし居残り含めて8時間枠に収まらず。乱数ゲー(ちょっと実力ゲー?)恐ろしい。
*3:この攻略に影響されて、自分も後からノーサブで獲得しました。本当に闇のゲームでした……。
*4:このエピソードは本番中に語っていましたね。ちなみに「半日も大概」とコメントがありましたが、実際半日で完走できるペースでも凄いことだと思います。ポーズ連無しで格闘していること自体がとんでもない話。
*5:RTAハッカソンにDeepRunning、なんか技術者が集まりそうな名前ですね。
*6:乱数に負け続けてどうしようもなく過ごしているわけではなく、常に自分の実力も関わるシーンなので自責の念に苛まれます。その先に「どうしてこんなことしているんだろう」に繋がります。後者はイベント2日目前半、総合司会の方のコメントに似たような言及がありましたね。
*7:しかも某麻雀ゲームみたいにわざと放置しているわけでもない
*8:炭酸の音がイベントにも入ってます
*9:もちろん最低限やることはやらないと、自分のミスでもサクサク被弾します。ノーアイテム難関シーンの一つであることは間違いないでしょう。
*10:東方原作シューティングの非公式国際大会・Touhou World Cup 2022について宣伝させていただきました。今年は自分も一選手として参加します。その自分の試合の相手が両者ともに、まさに世界のトッププレイヤーです。なんとか食らいつきたいですね!大会の詳細はこちら: